比良探検隊

坊村より武奈ヶ岳へ vol.1

比良探検隊 坊村より武奈ヶ岳へ 2004年2月14日(土) 
積雪80cm 晴れ、風はかなり強し 視界よし

池田駅6:21→梅田6:41・・・大阪6:56→京都7:43臨時快速スキーレジャー号に乗り換え→堅田駅8:05  堅田駅より8:44発江若バスで坊村へ9:30 坊村9:40→御殿山11:50→ワサビ峠(御殿山からすぐ)→武奈ヶ岳山頂12:45→道迷うスキー場13:07 →ロープウェイ山頂駅14:00→金糞峠14:20→イン谷口15:20→ロープウェイ前バス停(16:00発)で比良駅へ

今日は以前より狙っていた坊村からの御殿山ルートで武奈を目指す。

坊村へは江若バス・朽木学校行きに乗るしかない。 この便は日に3本しかないので堅田
  駅8:44発に乗り遅れるわけには行かず、ずいぶん早めに堅田駅に着く。 駅前のセブンイ
  レブンで肉まんを買い、腹ごしらえ。

インターネットの情報ではバスは満員とのことだったが、土曜のせいか乗車したのはおれ
  を含め5人。 なんじゃ、こりゃ! ガラガラだ。2/11はイン谷からのバスが満員で苦労した
  のだが、はやり、冬でしかも 土曜のせいだろうか、人は少ない。

45分で坊村へ到着。わら葺の家もあり、なかなか落ち着きのあるよいところだ。宿泊もで
  きる「比良山荘」は 武奈の雪解け水を引き入れ、鮎や鯉の泥を吐かせているらしい。魚
  料理はうまいようだ。昼で8000円くらい するらしいので、まず行くことはないだろう。

御殿山コースへの取り付きは比良山荘の前を通り、明王院を左に曲がったところにある。
  ここからは、雪の少ない 杉の林をくねくねと登る。しかも急登。村の風情がよかったが、
  この登りは退屈極まりない。

途中、坊村に車をおいて来たと思われる3人組みに会う。武奈まで行って帰ってきたらしい
  。この人たちは午前で 山登りはおしまいか? もしや、昼は比良山荘か??? それな
  らいいな。

少し道に迷ったが、谷道を通り、御殿山山頂へ到着したのだが、山頂少し手前で記念撮
  影しようとあせって、 昨日、購入したばかりのゴアテックスのスパッツにアイゼンを引っ掛
  けてしまった。1.5cmくらい破れたか? くそっ! 買ったばかりなのに2800円したのに。ス
  パッツはもちろん持っていたが、2/11に武奈に登ったとき スパッツを脱ぐとラテラのサプ
  レックスのパンツのスパッツ部分がびっしょりだった。恐らく、スパッツの材質 のせいと思
  いI?Sでゴアのを買った。ライトスパッツだがこれは軽登山靴用とのこと、このとき説明し
  た I?Sの店員は最悪だった。物を売ろうという姿勢がない。このくらい知らないのかとい
  った感じ。この店は山の 専門店で、恐らく店員は“山男”が多いのだろうが、いくら“山男
  ”でも商売だから愛想もなきゃね。 ちなみにその後、梅田のモンベルへ行ったのだが、う
  わさどおりモンベルは女の子向けといった感じ。休日という こともあり、かなり混んでいた
  。商品はこれも噂通り、性能に比べ安い気がする。I?Sのスパッツに比べ、同等の 価格
  でずいぶんしっかりした作りだなという印象を受けた。こんどはここで買ってみるか。でも
  、何か女の子っぽいが・・・ また、心斎橋のパタゴニアにも偵察に行ったが、ここは高級
  洋服店といった感じ。 ファッションとして購入する店であろう。ここへはもう来ないであろう
  。モンベルの方がずいぶん良心的価格設定 になっている。しかも品数も多い。

御殿山は風も弱くここから見える武奈ヶ岳は最高である。丁度昼であったので風下で昼
  食とする。最近はおにぎり は作らない。理由は1.朝早く起きねばならない。2.荷物が重
  くなる。といったところだ。よって、このごろは あんぱんが昼食の定番メニューとなった。

  山頂を少し下ったところがワサビ峠だ。西南稜に向かうが今日の風は凄まじい。吹き飛
  ばされそうだ。稜線の上は 這って歩くくらい。雪や氷の塊が飛んでくる。氷は危ない。山
  は怖いと再認識。自然は凄まじい。

やっと、山頂に着いた。変な外人が二人いただけ。彼らもすぐに下っていった。 俺も記念
  撮影もそこそこに退却。

帰路はコヤマノ岳を経て中峠から帰ろうと思ったが、途中スキー場へのトレースに惑わさ
  れ、あえなくミスコース。 スキー場には先客のおばさん二人が困ったような顔でこっちを
  見てる。俺と同じコースを取りたかったらしいが、 あえなくミスコース。恐らく途中他のトレ
  ースはなかったので、このコースはこの時期あまり通らないのか。 トレースはリフトで上
  がって来て武奈を目指すスノーシュー軍団のものであったに違いない。 ここで、登山経
  験の少なさが露呈したのだが、元のコースに戻るか、このままスキーコースを下り、ロー
  プウェイ 山頂駅まで行くか、迷った。 結局、ゲレンデをスキー客の邪魔にならぬよう一気
  に下ると、何度か通ったことのある武奈山頂へ向かう道に合流した。戻っていたら、かな
  りの体力と時間を浪費していたことだれろう。

ロープウェイ山頂駅からは先日通った最悪の道「ダケ道」を避け、遠回りと思ったが金糞
  峠経由でイン谷へ下ること に決めた。ここでも時間が読めず、迷ったが何てことはない。
  金糞まではわずか20分。さらにイン谷まで1時間で たどり着いた。通常のコースタイム
  では金糞までは30分とあり、雪道だから倍はかかると思ったが、滑りながらの 心地よい
  くだりであっという間に着いてしまった。イン谷までも同様で2/11にはイン谷から金糞まで
  の登りは100分もかかったが、今日の下りはわずか60分であった。ここでも思ったがアイ
  ゼンは12本爪が必要だ。6本だと滑って しょうがない。途中少しミスコースして通常ルー
  トのかなり上部を歩いたが、気づいて自力で下った。

大山口付近ではテントをはったグループがいくつかあった。夕方から雨らしいが大丈夫か
  ?

イン谷へは15:20ころ着いた。前回イン谷からギュウギュウでバスに乗った記憶が甦り、休
  日だと15:30リフト前発の臨時バスもあるかと迷ったが、始発に乗りたいと思いリフト前ま
  で歩いた。しかし、ショック!途中で臨時バスとすれちがう。イン谷で待っていれば30早く
  バスに乗れたのに。しかも、空いていた。ダブルショック!   リフト駅でビールを買い、
  一気に飲み干す。うまい。


 余談
スパッツの件といい、バスの件といい今日はついていない。しかし、取りあえず無事だしよ かったとしよう。コヤマノ岳で出会ったミスコースおばさん二人組にはビックリした。まとも な地図を持っていない。 いくらなんでも、一応冬山だし、地図くらいは持っていないといけない。もっとも、持っていても読図力と判 断力がなければ意味ないが・・・
今日は反省すべきことが多かった。これも勉強だ。なにごとも経験。





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