坊村より武奈ヶ岳へ vol.2

坊村より武奈ヶ岳へ vol.2 

テント泊の予定だが・・・

2004年12月11日(土) 曇り、風弱し 視界悪し  
   池田宅外気温 5℃ 山頂それほど寒くない気温7.8℃??? 

  装備・・・靴 アクGTX、ザック カリマー13.6kg

 今年は暖かいがこの時期上着はジャージでよい。山頂付近は少し寒いかも知れないが・・・

池田駅6:44→梅田7:05・・・大阪7:18→山科7:51 8:02→堅田駅8:20 
堅田駅より8:45発江若バスで坊村へ9:30 坊村9:40→御殿山→ワサビ峠12:02(御殿山からすぐ)→武奈ヶ岳山頂12:50→→ロープウェイ山頂駅14:23→ 北比良峠経由: カモシカ台14:54→大山口15:35→イン谷口15:55→比良駅16:30


・ 坊村からの御殿山ルートで武奈を目指す。ワサビ峠下かコヤマノ岳付近、あるいはスキー場あたりにテントを張る べく13.6kgのカリマー リッジ40Lを担ぐ。 テントはICI石井スポーツのゴアライト。シュラフはモンベルの U.L.スーパーストレッチ ダウンハガー #1。この山で、この時期このシュラフは必要ないのだが。
いずれも購入したばかり、それと前日購入したばかりのアクGTX を履く。12本アイゼンも購入したがもちろん、今回は不要。カリマーには何とか入ったがアイゼンが必要な時期には きついな! やはり、50L以上のザックが必要。そうそう、North Faceのバイオテックというトレッキング用タイツ、これがなかなかもの。

・ 坊村へは江若バス・朽木学校行きに乗るしかない。 この便は日に3本しかないので堅田駅8:45発に乗る。

・ 乗客は10人ほど。雲行きは怪しい。山の上には雨雲。今日は晴れのはずだが・・

・ 坊村に着く。「比良山荘」は武奈の雪解け水を引き入れ、鮎や鯉の泥を吐かせているらしい。魚料理はうまいようだ。昼でカウンターなら3500円くらいで食べられるらしい。座敷は8000円

・ 御殿山コースへの取り付きは比良山荘の前を通り、明王院を左に曲がったところにある。相変わらずの退屈な登りだ。

・ いつもの倍はあるザックは重い。それに買ったばかりの靴が心配だ。足にあうか・・

・思った通り、一緒に降りた 登山客には追いつかず、後から来た夫婦らしき二人ずれには追い越された。2月に来ているのでルートの心配はない御殿山山頂で昼食にしようと思っていたが、着いたらびっくり。猫の額ほどの山頂でテントを張っている先客いる。声からして中年・男女のパーティー5、6人か。山頂での食事は断念。まあ、ガスっていて周りの景色はまったく見えないのでよしとした。御殿山からの武奈ヶ岳は最高のビューポイントなんだが。

・ 山頂を少し下ったワサビ峠でアンパンとカロリーメイト(液体)を食す。

・ ガスっている西南稜を登り、山頂に着いたが先客は一人だけ。それまで5.6人しか会わず。この時期人が少ない。 やはり、リフト・ロープウェイそして江若バス廃止の影響か! このまま寂れてしまうのではと心配になる。 先客に記念写真を撮ってもらう。俺も一人になったので早々に退散。八雲が原へ降りる。コヤマノ岳付近かスキー場 あたりにテントを張るか。

・ いまいちテント泊の乗り気が失せる。スキー場まで下る。コース後は草ぼうぼう。ロッジの跡も淋しい。どんどん 朽ちていくな・・・旧テント場は残っている、ここでテント張るか! ロッジ裏で人影。テント泊のおやじ達が焚き火をしている。俺一人じゃなくて一安心。しかし、ここでテントを張るか、撤退か 迷う。坊村ルートは以前もそうだったが、よく迷う。天気も悪いし。そうそう、途中雨が降ってきたのではじめて山でラテラのカッパを着た。 役にたったぜ! 今まで荷物とばかり思っていたが、やはり山にカッパは必需品とつくづく思う。
そういえば、足も痛い。右かかとには途中で人工皮膚を付けた。坊村から少し登ったところだ。既に水ぶくれになっていた。 決心がつき、テントの下に敷くボトムシート(個人的には私はいらないと思う店員にと言われたな。多少でも荷物になるからという理由らしい。そんなことより、アクの旧タイプを買おうと前日に急いでいったのだが閉店時間も迫りあせっていたせいもあるが、店員にいわれるまま今年のモデルを買ってしまった。靴は旧タイプのアクGTXでよかったのではと今思う。買った今年モデルよりワンサイズ小さくこれではきついといわれ、今年モデルにしたが、何か小さい気がする。25.5cmであった。なに! これじゃちょうどだよ。 あるサイトでは厚手のソックス二枚はいてゆるい感じがよく、小さ目は絶対さけよとのこと。だが、俺のはソックス1枚でちょうどいい。やはり小さいか、ソックスをはいて指を入れたが、今年モデルのほうが指が入りにくかったぞ! それなのにこちらのほうじゃないときついですよと勧めるのだ。はめられたか・・・教訓・店員を100%信じない。
今日はダメだ。気分がのらない。 撤退! 
そうだ、 今日はレッズ対マリノスのチャンピオンシップもあるし。ならばすぐにかたずけねば。もう、2時をまわっている。この時期、日は一番短い。

・ ロープウェイ山頂駅から「ダケ道」を経てイン谷へ下る。最短コースのはずだ。あとは下り一気に行く。あとで思ったのだが、このとき、靴のひも締めておけばよかった。途中から足が痛くてしょうがなかった。ここでいう足とは踵や足の指のこと。太ももやふくらはぎではない。今回の唯一よかった点はバイオテックを履いたことか。まったく、筋肉痛はない。絶好調だ。すばらしい。効果絶大。スポタカの店員も言ってたな、今年のヒット商品だと。岩崎元哉?がずいぶん宣伝したらしいが・・この人、中高年には人気があるしな。最近この人が選んだ百名山(中高年の!)に武奈ヶ岳が入っているから、気分がいい。選考基準は中高年でも安全で登れることらしい。 確かにね! まあ、安全だろうな。

・ 大山口付近手前では足の痛さはピーク。ギリギリだ。予想通りの時間でイン谷に着く。比良駅まで標識に従って行ったが少し遠回りだった。今度は近道を探そう。確か神社脇を通るはずだが・・・
比良駅より湖西線に乗り靴を脱ぎ、やっと落ち着いた。これで帰れるぜ!

・ 今日は天気が悪く、初めての靴で足が痛く、まいった。最悪だ。大枚叩いたのに。 しかし、よいこともあった。ノースフェイスのバイオテックだ。これは使える。

・ 今日は撤退したが、テント泊した方がよかったかは、あとでわかるだろう。これも経験だ。


余談 家に帰りソックスを脱ぐと、右小指は真っ赤な血豆。でかい。小指を覆う。 右親指は水ぶくれ。左親指も水ぶくれ。左足裏も水ぶくれ。 ノートに足型を取ったが、左右の長さはあまり変わらないものの幅は右の方が1cm近く広い。
そういえば、履きおろしの靴を履くといつも右足の小指がいたくなったっけ! やはり幅が広かったからか。納得。次回登山の時は、人工皮膚を使おう。前述のICIの店員の勧めで”ディクトン”なる靴擦れ防止クリームを買ったが効果はなかった。少しはあったかも知れないが、店員はこれは評価が高く。最近はみなさんこれを買っていくとのこと。これまた騙されたか・・・

  しかし、せっかく買ったアクの登山靴。何とかぜねば。まあ、ソールが硬くて確かに重い荷物を背負った ときには安心感があるな。でも足にあわなくては意味なし。今更ワンサイズ上にはできないし。 まいったぜ。

 


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